記事番号: 1-596
公開日 2024年06月28日
町では、帯状疱疹の発症及び重症化を予防することを目的に予防接種費用の一部を助成します。この予防接種は希望により受ける「任意接種」です。接種を希望する方は、かかりつけ医等と相談のうえ受けるかどうか判断してください。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)ウイルスが原因で起こります。子どものころに感染したウイルスが体内に潜伏しており、免疫が低下した際などに活性化し、発症する皮膚疾患が帯状疱疹です。症状としては、体の左右どちらかの一部にピリピリ・チクチクとした痛みが現れ、その部分に赤い発疹が帯状に現れるのが特徴です。症状は3~4週間ほど続きます。帯状疱疹が疑われる症状が現れた場合は、できるだけ早く医療機関を受診して、医師に相談しましょう。
50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。痛みは皮膚症状が治った後も長期にわたり残ることがあります。(帯状疱疹後神経痛)特に高齢者では、発症リスクが高く、長期化を防ぐためにも帯状疱疹の予防が大切です。
対象者
接種日において、岩泉町に住民登録のある50歳以上の方
ワクチンの種類
セル | ||
---|---|---|
セル | 水痘ワクチン(生ワクチン) | 帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン) |
接種回数 | 1回 |
2回 |
接種方法 | 皮下注射 |
筋肉内注射 |
有効性 |
50~59歳:69.8% |
50~59歳:96.6% |
予防効果 | 5~7年 ※1 | 10年以上 ※2 |
副反応 |
◆頻度10%以上の副反応 |
◆頻度10%以上の副反応 |
<引用文献>
※1 ZostavaxのSPS・STPS・LTPS試験(50歳代はZEST試験)
国内での有効性については試験を行っていないため、本質的に同じワクチンとされているZostavaxの試験結
果から引用
※2 Shingrix Zoster-006・022・060試験
※3 医薬品添付文書
助成額・助成回数
対象ワクチン |
助成額 | 助成回数 |
---|---|---|
水痘ワクチン(生ワクチン) |
4,000円 |
1人につき1回まで |
帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン) |
4,000円 |
1人につき2回まで |
任意予防接種による健康被害救済制度について
予防接種法に基づく定期接種として定められた期間を外れて接種を希望する場合等、予防接種法に基づかない接種(任意接種)で健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることになりますが、定期接種による健康被害と比べて救済の対象、額などが異なります。
助成期間
令和6年7月1日から令和7年3月31日まで。
令和6年4月1日から6月30日までに、町内外の医療機関で接種された方には助成費用を、償還払いします。
助成方法
済生会岩泉病院で接種を希望する場合
- 役場への申し込みは不要です。直接病院に接種日の予約をしてください。
- 接種日当日、病院にある予診票に記載し、接種してください。
- 接種費用から助成額(4,000円)を差し引いた額が自己負担額として請求されますので、直接お支払いください。
- 水痘ワクチン(生ワクチン)は1回4,340円の自己負担で接種できます。
- 帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)は1回17,240円を2回自己負担で接種できます。
町外の医療機関で接種を希望する場合
- 役場に事前の申込み(電話等)が必要です。必要書類(予診票等)をお渡しします。
- 持参した予診票を医療機関に提出し、一旦全額自己負担で接種してください。(医療機関により接種料金が異なります。)
- 接種後、下記の必要書類を添えて健康推進課に申請してください。(助成費用を償還払いでお振込みします。)
- ワクチン接種費用の領収書
- 接種の受けたことが確認できる書類(領収書で確認できる場合は不要です。)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 振込先口座が確認できる書類(通帳、キャッシュカードなど)
- 予診票(町提出用)
令和6年4月1日から令和6年6月30日までに接種した方への費用助成の場合
下記必要書類を添えて健康推進課に申請してください。後日、助成費用を指定口座にお振込みします。
- ワクチン接種費用の領収書
- 接種の受けたことが確認できる書類(領収書で確認できる場合は不要です。)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 振込先口座が確認できる書類(通帳、キャッシュカードなど)
申請期限
令和7年3月31日(月)